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ごみピット・発火監視・放水銃消火システム


ごみピットには、紙やプラスチック系の可燃ごみが集積され、何らかの原因で加熱・発火すると、ごみ処理施設全体に甚大な被害を及ぼす恐れがあります。
「ごみピット発火監視・放水銃消火システム」は、ごみピットの火災監視と消火を目的としたシステムです。
発火監視装置は、異常な温度上昇や温度分布を検出し、火災位置を計算します。この火災位置に放水銃を自動照準させ、放水し、消火を行います。

発火監視装置が火災を発見し、位置を計算します
発火監視装置は、ごみピット内で発生する火災を早期に発見し、火災位置を2次元または3次元で特定する装置で、発火検出器と発火監視盤から構成されます。発火検出器は天井に設置し、ごみピットの表面温度を広範囲に測定します。
発火監視盤のコンピュータは、発火検出器から送られてくる赤外線熱画像から、火災を見つけ出します。通常は、1台の発火検出器だけで2次元平面の火災位置が求まります。火源の高さが必要な場合には発火検出器を2台設置し三角測量により3次元位置を求めます。

放水銃が火点めがけて、放水・消火します
放水銃は、発火監視装置が発見した火災位置へ、自動的に照準し、放水を行います。放水銃制御盤では、放水軌跡方程式の演算結果から、最適な旋回角度・俯抑角度・放水圧力を求め、放水砲を自動制御します。手動操作では、クレーン操作室に設置した放水銃操作盤から、放水状況を見ながら放水位置の微調整などを自由にコントロールすることができます。放水銃は、常時格納され、放水時にごみピット内に繰り出す「旋回収納型」とごみピット内に設置する「標準型」があります。

発火監視装置の特徴と仕様
  1. 視野角は縦横71.7°と広範囲
  2. 電子冷却式で連続使用時間10,000時間(約1年)と長寿命。
  3. 高温・粉塵環境からセンサを守る空冷防塵ケースを標準で装備。(エアナイフ、冷却ユニット付き)
  4. 監視エリアを最大30×30にブロック化し、ブロック内温度により火災を検知。
  5. 発火予測、異常温度警報、発火警報の3レベルを設定し、警報・印字を行う。
  6. 発火警報では、放水銃から放水を行う。

放水銃の特徴と仕様
  1. 放水銃の制御は、自動、遠隔操作、手元ハンドルの3通りが可能。
  2. 振り出し角度、旋回角度、俯抑角度の検出はポテンショメータにより、放水圧力の検出は圧力センサにより行う。
  3. 最大放水量1000L/min(1.0MPa)
  4. 最大射程35m(水平放水、15m下で)
  5. 旋回角度 −90°〜+90°
  6. 俯抑角度 +30°〜−90°

発火検出器
赤外線により火災を検出する装置で、赤外線放射温度計・広角レンズ・空冷装置及び防塵ケースにより構成されます。通常ごみピットの天井に設置します。ごみの高さ情報が必要な場合には、2台セットで設置します。

発火監視盤
発火検出器の赤外線画像情報より温度と火災位置を演算する盤です。通常、中央監視室やクレーン機械室に設置します。2台の発火検出器が接続できます。

放水銃
ごみピット内の火災位置へ放水を行います。通常、ごみピット側面に設置します。最大射程は35mですが、ピット隔壁などにより死角ができないよう、設置台数を選定します。振出式放水銃の場合、放水時にごみピット内へ振り出し、旋回、俯抑を制御し火災位置へ0照準させます。

放水銃制御盤
発火監視盤の火災位置情報から放水銃を火災位置へ照準させるための旋回角度・俯抑角度・放水圧力を演算し、放水銃を自動制御します。電気室やクレーン操作室に設置します。

放水銃操作盤
クレーン監視室に設置し、窓から放水状況を確認しながら放水銃を遠隔操作する盤です。

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