
企業においては、災害から従業員を守るのはもちろんのこと、帰宅困難者への支援、災害発生時の地域支援等、地域の一員として被害の軽減および災害復旧・復興に貢献することが求められています。
災害発生後3日間程度は応急対策活動期として救助・救出活動が優先されます。さらに被救助者の生存率は4日目以降激減します。そのため 災害発生後は企業等が帰宅困難な従業員等を施設内に待機させる必要があり、1人3日分の物資の備蓄の必要性があります。
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①事前対策
建物の耐震チェックや什器・備品、窓ガラス・照明器具などの転倒・落下防止対策に取り組む。
また、従業員に対して防災に関する知識習得や避難・救助訓練などを実施する。 -
転倒・落下防止
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教育・訓練
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②発生直後(発生~数時間)
自分の命を守ることを最優先に行動する。
また、周囲に負傷者がいないかを確認して、負傷者がいる場合は周囲の安全を確認後、近くにいる人と協力しながら救助にあたる。 -
緊急脱出・避難
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救助・救護
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③初期活動(数時間~3日目)
従業員やその家族の安否確認を行うと共に周囲の被害状況を確認し、事業再開に向け準備を行う。
また、交通機関や道路などの状況を確認するため情報収集を行う。 -
安否確認・情報収集
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本部設営
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④復旧活動(4日目以降~)
帰宅困難な従業員や事業再開の準備のために滞在させる従業員用の避難所や滞在施設を設営し、必要な物資の供給を行う。
また事業再開に着手する。 -
避難生活(一部社員帰宅)
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事業再開
1人3日分の物資の備蓄を推奨します。(東京都帰宅困難者対策条例による)
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水9L
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食料9食
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簡易トイレ15個
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毛布1枚
- 配布対象者
災害発生時の在籍者、および来場者などを想定
- 備蓄品目
使用シーン、配布対象者(男女別など)への配慮
- 備蓄量
1人あたりの1日使用量を試算
- 配布基準
誰に、何を、どれくらい
- 配布方法
誰が、どこで、どのような方法で
- 保管方法
個人備蓄、分散備蓄、集中備蓄
- 保管場所
備蓄庫の整理、デッドスペースの有効利用
- 非常用5年保存水 2L
- パンの缶詰 3味セット
- アルミ転写毛布 10枚セット
- マイレット 100回分(簡易トイレ)
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