どんなに経験を積んでも、
「周りがあっての自分」を忘れない

01

先輩たちのキャリアパス

CAREER PATH

首都圏支社

工学部建築学科卒業/2003年4月入社

CAREER PATH

キャリアパス

  • 1STCAREER

    施工管理

大学時代は建築を専攻する傍ら、4年間部活動のサッカーにも打ち込んでいた。不動産業やハウスメーカーなどを中心に就職活動をする中で、建物になくてはならない「防災設備」に興味を持ち、ニッタンの説明会に参加。選考を経て入社を決意した。

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EPISODE.1

自分の甘さを痛感した、入社3年目の苦い思い出

入社3年目頃、実は「天狗」になってしまっていた時期があったんです。施工管理にまつわる専門的な話が大体理解できるようになり、ひとりで打ち合わせに行ってゼネコンやサブコン、施工会社などの取引先の方と一対一で話が進められるようになってきて、つい調子に乗ってしまったんでしょうね……。
自分の天狗っぷりに気づいたのは、ある日直属の上司と食事に行った時。「実はこの前、施工会社の社長さんからお叱りをもらっちゃったんだよね」と告げられました。ある職人さんが私の対応に不満を感じたようで、直接指摘するのではなく上司にクレームが入ってしまったのです。私がそのことを知らなかったのは、上司がこっそり相手の社長さんにフォローしてくださっていたから。自分のできているところにばかりに目が行って、できていないところが全然わかっていないまま、自分本位な仕事の進め方をしていたことを反省しました。
施工管理は指示を出す役割を担っているけれど、あくまでも対等な立場。時には相手の目線になって状況を判断したり、「仲間として一緒に良い仕事ができたね」と言い合えるような関係性を築くことを意識するようになりました。

EPISODE.2

「また一緒に仕事がしたい」は、最高の褒め言葉

入社6年目に担当した八王子の再開発案件では、当時関わった中では最も大規模な新築工事でした。もちろんプレッシャーはありましたが、結果的に大きなトラブルも工期の遅れなども起こらず、1年後スムーズに引き渡しができた時は、自分自身の成長を実感できました。
この案件を担当した時に徹底したのは、相手が求めることに対して迅速に反応し、すぐにお答えすること。そしてこまめに足を運び、関係者一人ひとりと顔を向き合わせ、話をすること。大規模案件だったため多数の関係者がいましたが、全員の顔と名前が分かるくらい密にコミュニケーションを取っていました。
そういった地道な取り組みの積み重ねによって、信頼を築くことができ、工期の途中からはゼネコンの担当の方に「きみのペースで進めてもらって良いよ」と任せていただけるまでの関係性に。さらには、関わった方々から「また一緒に仕事がしたい」と言っていただける様になりました。

CAREER STEP

2003

施工管理に配属

八王子支店に配属され、東京23区外と山梨県を中心とした建物の施工管理を担当。工事を行うための届出の作成や図面チェック、サブコンとの打ち合わせ、施工会社の職人さんとの現場チェックを経て、工事開始から完成後の引き渡しまで作業工程の管理を担当した。

2014

課長代理に昇進

当時の課長が異動となり後任が来るまでの課長業務を代行するなど、若手のうちからマネジメントも経験。過去に担当した案件のゼネコンやサブコン、設計事務所から「教えて欲しいことがある」と連絡をもらうなど、社内外で頼られる存在に成長していった。

2015

首都圏支社
施工管理に異動

八王子支店配属だった頃は案件の担当エリアがある程度決まっていたが、首都圏支社に異動後は担当エリアだけでなく全国の支店のサポートも行った。

2017

課長に昇進

課内のメンバーをまとめながら、案件によっては自ら現場に行って施工管理を行うプレイングマネージャーとして活躍中。人材育成を含めた施工能力の基盤強化に向けて、部下への細やかな指導・フォローを行なっている。

EPISODE.3

初の海外出張は何もかもがイレギュラーの連続

首都圏支社に異動後、特に印象に残っているのは初海外出張での出来事です。
ある日、「明後日からベトナムに行ける人いる?現地でトラブルが起きているらしいから、誰か手伝ってやってくれないか」と、上司が部署のメンバーに声掛けしていたんです。私は北海道出張を控えていたので対象外だろうと思っていたら、「あっ!そう言えばパスポート持っているよね(笑)」……と、まさかの指名が。まぁ何となく予想はしていましたが。
慌てて支度をして、翌々日には現地に到着。現場はある工場の新築工事でした。数万平米の大きな工場に、ニッタンの海外向けシステムを設置するという案件だったのですが、設置したシステムが立ち上がらなくて現地のサブコンが困っている、という状況でした。どこか数箇所に不具合があって、その調整を行う必要があるのかな……と思いきや、なんと全設備の4分の3に不具合が。数百件ものエラーが出ているという状態でした。ただ、現地に着く前に故障原因をある程度推測していたので、不具合箇所を全て見つけ、当社の海外部担当に説明を助けてもらいながら英語で現地の職人さんに状況を説明、修繕の指示を出しました。その故障内容と見つけ方を現地の職人さんは知らなかったようです。
その後、ある程度目処が付いたので帰国して、その2日後には北海道へ……。なかなかハードでしたが、滅多にない海外出張でとても刺激的な経験でした。

EPISODE.4

より良いチームワークは
日々のコミュニケーションから生まれる

現在はプレイングマネージャーとして、現場の管理と部下のマネジメントの両方を担当しています。現場の関係者と接する時と同じように、部下とのコミュニケーションは日々大切にしています。
部下とはかしこまった仕事の話だけではなく、時にはくだらない話もしますし、雑談で盛り上がることも多いです。悩み事や相談事を一人で溜め込まず、気軽に話してくれるようになるには、普段から職場が話しやすい環境でないといけないと思うんです。現場もそうですが、本音を言い合えるかどうかが、より良いチームワークづくりに大きな影響を与えます。だからこそ、部下には日々のコミュニケーションから、良い関係性の築き方を学んでもらいたいな、と思っています。

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PERSONAL CHART

入社後に手に入れた専門知識・技術

一番得意なのは「コミュニケーション」です。元々人と話すことに苦手意識はありませんでしたが、入社前と現在とでは「質」が大きく成長したと感じています。若い頃は自分の意見を主張してばかりだったのですが、現在は一歩引いて第三者の目線から自分の立場を俯瞰しながら発言したり、周りの意見を聞くようにして、それぞれの良いところを見極めながら指示出しや指導を行なっています。

  • 入社前
  • 入社後
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MESSAGE FOR STUDENTS

現場は「生もの」。ひとつとして同じものはありません。お客さまも進め方も仕様も、全てが違います。
時には困難なことも起こりますが、施工会社さんと一緒に乗り越えていく過程はとても楽しいし、充実しています。「仲間」をたくさん作って、楽しく仕事をしながらスキルを伸ばせる環境ですよ!