自分の経験や強みを総動員して
お客様の信頼を積み重ねる。

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先輩たちのキャリアパス

CAREER PATH

首都圏支社

工学部 機械工学科 卒業/1997年4月入社

CAREER PATH

キャリアパス

  • 1STCAREER

    施工管理

  • 2NDCAREER

    営業

  • 3RDCAREER

    支店長

  • 4THCAREER

    営業

大学は機械工学を学んだが、時は就職難。就職浪人も覚悟していたが、ご縁がつながり、ニッタンへの入社が決まった。施工管理という仕事があることも知らなかったが、多くの関係者と一つのプロジェクトを完遂していくことにやりがいを感じるように。その思いは、営業担当になった今でも変わることはない。

先輩社員の写真

EPISODE.1

大型案件の完工をめざして、
一致団結して突き進むおもしろさを知った。

施工管理に配属が決まったときは、正直驚きました。現場で働くことをまったくイメージしていなかったので、「自分にできるんだろうか」と不安になるほど。結局そこから7年間、がっつり現場で働きました。配属したての頃は先輩方の仕事のサポートが多く、なかなか要領を得なかったのですが、3年目ぐらいから徐々に仕事の全体像がつかめてきて、自分でも判断したり、協力会社に依頼ができるようになりました。
ちょうどそのころ担当したのが、ある大学の新キャンパスの建設。2年がかりの大型プロジェクトでしたが、完工までのラスト1カ月は現場に駐在して、防災設備に関する工事を取り仕切りました。建設現場では、工事に関わる全ての人が会社の枠を超えて一致団結し、完工というひとつの目標に向かって走り抜きます。現場の熱量というか、その空気感は施工管理ならではの仕事のおもしろさです。

EPISODE.2

しゃべることが苦手な自分にできることとは。
強みを探り続けた日々。

施工管理を7年ほど経験した後、自らの希望で営業部門へと異動になりました。営業担当となると工事のことだけでなく、もっと広い視野を持ってお客様にアプローチする必要があります。たとえば、市場の動向や大型の工事予定があるといった情報も仕入れておかなくてはいけません。
営業先はサブコン。発注先を同業他社と迷っているお客様もいるので、そこをどうアプローチし、心をつかんでいくかが勝負所です。そのときに、施工管理の経験が生かされました。工事に関しては詳しいので、工事の質問は大抵答えられるのです。ここに商機を見出した私は、「何でも聞いてください!」とプロモーションを始めました。そこから時間をかけて「わからなければ、彼に聞け」という流れをつくりだせたように思います。大切にしたのは話術ではなく、対応の良さ。言われる前にやること、そして速いレスポンスが基本。私は話すことが得意なわけではないので、別の切り口からお客様にアピールし続け、自分なりのスタイルを確立しました。

CAREER STEP

1997

品質管理として従事

キャリアのスタートは、品質管理から。製品の検査に従事し、主に市場に出荷された製品の修理調査などを担当した。約1年間だったが、製品の基本的な知識を身につけられた。

1998

施工管理に配属

防災システムを構築する工事現場の施工管理を務める。工事の全体像を決めるための打ち合わせ、工事を行う外注先への発注、工期・進捗の管理など、その業務は多岐にわたる。工事に関わる協力会社との関わりも多く、工事の専門知識を吸収するだけでなく、ビジネスマンとしての立ち居振る舞いを身につけることができた時代。

2005

営業に異動

工事の受注が主なミッション。工事に前向きではないお客様にアプローチすることも多く、どこまでもお客様の気持ちに寄り添うことの大切さを知る。施工管理時代に培った知識を強みに変えて対応する中で、「彼に質問すれば、素早く応えてくれる」と評価をいただけるようになった。

2013

支店長に昇進

営業店の支店長となり、15人ほどのメンバーを束ね、管理者としてその力を発揮した。1年がかりの大型のリニューアル案件が、キャリアを通じて印象深い仕事。難易度の高い要望に、営業担当や施工管理担当が一丸となって応えた。完工した際は、無事に終わったことを喜び、ほっと胸をなでおろしたという。2018年からは、首都圏支社に異動し、活躍。

EPISODE.3

言葉を交わす。
たとえ解決策が見つからなくても、
きっと次につながるから。

2013年からは営業店の支店長として、全体を統括する立場となりました。営業や施工管理、管理スタッフなどのメンバーを束ね、支店を運営し、売上を立てていくことがミッション。……とはいうものの、営業担当の頃とは当然違った視点で数字を見る必要があり、支店の統括はとにかく目の前のことを進めていくことからはじめました。
心がけていたことは、よく言われることですが、やはり「コミュニケーション」でした。お客様との電話のやり取りで部下が苦労している様子がうかがえたら声を掛けてみたり、悩んでいる人がいたら飲みに誘ってみたり。そういったやり取りを通して、部下が何を考えているのか、何が苦手なのかがわかってくる。信頼関係はまずは人を知ることから始まっていくように思います。1年がかりの大型のリニューアル案件も、全員がフル稼働して乗り切りました。とても大変だったのですが、終わって得られた充実感は、何物にも代えがたいものでした。

EPISODE.4

営業として大切なのは
「受注したい」と強く思うことだと、
後輩に伝えていきたい。

2018年からは首都圏支社の営業部門の次長という立場で、東日本に所在する営業店の営業数字を見て、フォローしています。命題は「受注をいかに上げていくかを考え、実行していくこと」ですが、具体的には優秀な営業マンを育てたいと思っています。
若手に伝えたいのは、「大切なのは、受注したいという気持ち」ということ。営業の醍醐味って、一番は、仕事をもらえることだと思うんです。そのためのアプローチは、営業担当一人ひとりによって異なるし、もちろんお客様によっても異なります。正解がないからこそ、受注を得るまでのプロセスを確立することは難しいと感じるかもしれませんが、「受注したい」と強く思っているなら、自分で構築することもできるはず。しゃべりがつたなくても、他の強みを生かせばいい。信頼の築き方は、幾通りもあります。

先輩社員の写真

PERSONAL CHART

入社後に手に入れた専門知識・技術

専門知識に一番高いスコアをつけましたが、営業担当として一番大切にしているのは「スピード」と「コミュニケーション」です。営業マンというと「しゃべりが上手で明るい人」という印象があるかもしれませんが、このコミュニケーションが意味するところは、それとは少し違います。段取り良く、端的に伝えることができる。話の上手さのことだけではないのです。真摯な対応を繰り返せば、誰でもコミュニケーション力を鍛えることができると思います。

  • 入社前
  • 入社後
先輩社員の写真

MESSAGE FOR STUDENTS

当社は防災システムを提供している建設業者とみることもできます。そのため営業職を希望する人の多くは入社後、施工管理を経験します。ヘルメット・安全靴・安全帯をつけての仕事です。その先に、営業スキルも人間的にも、大きな成長がありますよ。