単なるサポート役の枠には収まらない
やりがいあふれる仕事です。

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先輩たちのキャリアパス

CAREER PATH

人事部

文理学部 社会学科 卒業/1991年4月入社

CAREER PATH

キャリアパス

  • 1STCAREER

    営業事務

  • 2NDCAREER

    総務

  • 産休

  • 4THCAREER

    人事

アパレル業界からニッタンへ転職という経歴の持ち主。入社後は火災報知設備の図面を起こす業務に携わり、その後営業事務を経て人事の道へ進んだ。人事の仕事は、社員を相手にする仕事。仕事の舞台は社内であることが多いが、法改正や政治動向など外部環境の変化にも意識を向け、働きやすい職場環境づくりを目指している。

先輩社員の写真

EPISODE.1

現場を知ったことで、
単なる図面がリアリティを持って語りだした。

入社してから3年間、火災報知設備の外観図や機器図、配線図を図面に起こす仕事に従事しました。標記も用語もわからない状態からスタートしたのですが、基本的に営業担当の依頼に基づき、上司が下書きをしたものがあるので、それを清書すれば図面はできてしまいます。しかし、それでは、右から左への流れ作業と何ら変わりがありません。そんなとき、当時の上司が実際に現場を見に行くことを勧めてくれました。そこで完成したビルの消防検査に立ち会ったり、火災報知設備を見学させてもらっていたところ、作成した図面を現場で使う方々の気持ちに少し立てたような気がしました。それからは、現場を思って図面を書く。それができるようになった時、自分が書き上げた図面がいとおしく感じられ、その図面をもとに工事が行われ、火災報知設備が設置されることに誇りを持てるようになりました。

EPISODE.2

仲間をサポートする中で、
社会人として大切にしたい信条を見つけた時代。

入社4年目に、営業事務に異動になりました。言葉の通り、営業担当のサポートをするのがミッション。しかし、サポートと一言で言っても、その業務は多岐にわたります。
電話応対はもちろん、見積もりを作ったり、営業用の資料を作るのも営業事務の仕事。しかも、サポートする営業担当は、20人にも上るので、業務が重なるとそれはもう大変。営業店にかかってくる電話は突発的なSOS、お急ぎの案件もあるので……。その分、冷静になって目の前のことに真摯に対応すれば、それがお客さまや仲間からの確かな信頼に変わります。「ありがとう、助かった!」という言葉も多くいただけました。「人と接するときは誠実に」。仕事をしていくうえで大切なことを教わった時代でもありました。

CAREER STEP

1991

首都圏支社技術課に配属

上司が手書きで書いた下書きをもとに、図面を作成する仕事。当時は手書きからパソコン(CAD)での作成に移行するタイミング。社内でパソコンに向き合うだけでなく、現場に出向き、自ら製図し、完成したビルを見学をすることで、よりリアリティを持って製図する力を磨いた。書き上げた図面にサインをするとき、身が引き締まる思いがした。

1994

同営業部に異動

営業事務として、社内での電話応対や見積もり作成などを担当。当時、数名の事務担当と力を合わせて約20人の営業担当のサポートに徹した。お客様とのやりとりや新人時代に図面を作成していた経験から、専門用語にも抵抗なく馴染むことができた。

1995

総務部(現 人事部)に異動

念願だった人事の仕事に従事。主な業務は、健康保険・厚生年金・労働保険など社会保険の手続きや、社宅などの福利厚生、安全衛生に関わる手続き。どの業務においても社員が入社してから退職に至るまでスムーズな手続きの申請・更新ができるよう、社員をサポートしていくのが与えられたミッションだ。

EPISODE.3

社員のキャリアを支える人事の仕事は、
社員の働きやすさを支える仕事でもある。

誰かの役に立つことに対してやりがいを感じるようになっていましたが、一方でもっと自分だけの強みがほしいと思うようになりました。そこで、「社会保険労務士」の資格取得にチャレンジしました。
受験していた時期はちょうど、総務部厚生課(現在の人事部)に異動になったタイミングで、社員が入社してから退社するまでの健康保険や年金、雇用関連の対応に従事していました。
一見すると法律と向き合うような仕事に思えますよね。しかし、実際はそれだけではありません。ある社員が病気になる、結婚して名字が変わる、子どもが生まれる、子どもが熱を出す、親の介護をはじめる……、そのすべてに関わり、手続きの案内や書類のやり取りを通じて、その社員の人生をサポートすることができるのです。
当たり前のことを、当たり前に処理をする。その結果が社員の働きやすさにつながっていると思うと、この仕事もなかなか捨てたもんじゃないと、おもしろく感じていました。

EPISODE.4

多様性に対応しつつ、
働きやすい環境づくりを目指したい。

人事の仕事をしていると、一人ひとりの人生が見えてきます。「仕事だから」と割り切って、クールに済ませることもできると思いますが、ニッタンはそうではありません。人間くさいと言うか、あたたかみがあると言うか……。私自身、3回出産を経験して、3回産休・育休を取得しました。その経験を生かし、人事として働くことができています。平たく言えば、経験や強みを個性として生かすことができる職場というところでしょうか。ニッタンはその言葉を体現しているのがすごいところ。私がずっと、ニッタンで働き続けられた理由でもあります。これからはいろんな価値観が認められる世の中になっていくと思いますが、多様性も個性も発揮できる、そんな場所であればよいと思います。

先輩社員の写真

PERSONAL CHART

入社後に手に入れた専門知識・技術

最も身についたのは「専門知識」。防災の知識だけでなく、見積もりの処理や社会保障の仕組みなど、さまざまな分野に特化し、仕事を通じて知識を吸収することができました。一人ひとりの強みを伸ばし、その強みが最も発揮できる場所を提供できるのがニッタンのいいところ。私もその経験を生かし、人事としてより良い職場環境をつくっていきたいと思っています。

  • 入社前
  • 入社後
先輩社員の写真

MESSAGE FOR STUDENTS

業界としてはまだまだ男性が多いのですが、ニッタンは女性も働きやすい会社だと思います。育児休業を3回取った私でも、不利になるようなことはありません! それどころか、経験を強みに変えられるのがこの会社の良いところだと思います。