VSスプリンクラー(負圧湿式予作動式スプリンクラー)

配管内の水圧を的確にコントロールし、高い水損防止機能と消火性能で安全と財産を守ることができるのがVS(ブイエス)スプリンクラーです。
- 水損/漏水の防止
- スプリンクラーヘッドの破損や配管からの水漏れ時には真空ポンプユニットが継続的に水を漏らさず強力吸引し、管理者に警報で通知。
- 強力な消火能力
- 火災時には負圧から加圧へ瞬時に圧力変化し、時間遅れなく即時に放水を開始。
- フレキシブルな設計
- 既存建物の特定フロアなど、流水検知装置毎に「部分導入」が可能。
ヘッド破損時の動作比較
システム系統図
破損・誤動作時のシステム動作
火災発生時のシステム動作
設備に関する注意事項
負圧に対応したスプリンクラーヘッドを使用すること。
従来多く使用されているヘッドでは火災時以外で感熱部が作動したり破損等が発生しても、部品が吸引圧力で吸付いて脱落せず、止水状態を保ち警報が出ない可能性があります。この状態から起動試験等で配管全体へポンプ加圧を行うと、想定外の放水が開始されてしまいます。
配管継手でハウジング継手は負圧対応品を使用すること。
構造上、通常の仕様では配管内の長期的な負圧に対応できない可能性があります。また、後施工型の継手が使用されている場合は、負圧対応品か確認が必要です。
※ねじ込み式管継手、溶接式管継手、および管フランジについては、従来のスプリンクラー設備と同様に使用することができます。
鳥居形状の配管部分(立上り立下り部の連続)が少ないこと。
複数の水頭圧が積み重なって加わってしまい吸引力が低下してしまう可能性があります。
負圧配管最上部とヘッド最下部間の落差を出来るだけ小さくすること。
大きな水頭圧が加わってしまい、吸引力が低下して、漏水が発生しやすくなります。
専用機器や配管が必要なため配管スペースや配置場所を見込むこと。
各フロアのアラーム弁室内の吸気管や負圧排水管、真空ポンプユニットや気水分離ユニット等の構成機器の設置スペースが必要です。
真空ポンプユニットや気水分離ユニットは非常電源の供給を推奨。
真空ポンプ等は機能停止しても、消防用設備としての性能に影響はありません。突発的な地震等が発生した場合の停電時でも水損防止機能の継続のために、真空ポンプユニット等への非常電源の供給を推奨します。
製品記号 | 名称 | 仕様・機器図 |
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NVS0-10L | VS中央制御盤 外観図(10L) | 詳細へ |
NVS0-15L | VS中央制御盤 外観図(15L) | 詳細へ |
NVS0-1L | VS中央制御盤 外観図(1L) | 詳細へ |
NVS0-20L | VS中央制御盤 外観図(20L) | 詳細へ |
NVS0-25L | VS中央制御盤 外観図(25L) | 詳細へ |
NVS0-3L | VS中央制御盤 外観図(3L) | 詳細へ |
NVS0-5L | VS中央制御盤 外観図(5L) | 詳細へ |
NVS0-nL | VS中央制御盤 操作部詳細図 | 詳細へ |
VSS2-1L | VS流水検知装置制御盤 外観図 | 詳細へ |
VSS2-1L 操作部詳細図 | VS流水検知装置制御盤 操作部詳細図 | 詳細へ |
YS-02-100 | 流水検知装置(予作動式・負圧湿式) | 詳細へ |
YS-02-150 | 流水検知装置(予作動式・負圧湿式) | 詳細へ |
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